“しょはん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
諸般50.0%
諸藩50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
居ること一月に足らず、秀吉は諸般しょはんの軍備をあらためて、二月初め、ふたたび播州ばんしゅうへ西下した。
新書太閤記:05 第五分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
しばしなりとも下界にりて暖かそうな日の光に浴したしなどたわむれをいいしことありたり、実に山頂は風常に強くして、ほとんど寧日ねいじつなかりしなり、しかれども諸般しょはんことやや整理して
しかし、徳川家とくがわけの者や、諸藩しょはんのものは、この嶮路けんろの遠駆けに、馬をひきだしてきた無智むちをわらった。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
しからば幕府の内情は如何いかんというに攘夷論じょういろんさかんなるは当時の諸藩しょはんゆずらず、な徳川を一藩として見れば諸藩中のもっとも強硬きょうこうなる攘夷じょうい藩というも可なるほどなれども、ただ責任せきにんの局にるがゆえ