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しぞく
第四には、
国民だ。
士族はもちろん、ひゃくしょうや
町人の
子どもでも、すこしばかり
文字がわかるやつは、みんな
役人になりたがっている。
大臣の二、三男が家を
分てば必ず小姓組たるの法なれば、
必竟大臣も小姓組も同一種の
士族といわざるを得ず。
三三あまさへ
去年の秋、
三四京家の下知として、
三五美濃の国
郡上の
主、
三六東の
下野守常縁に
三七御旗を
給びて、
三八下野の
領所にくだり、
氏族三九千葉の
実胤とはかりて
四〇責むるにより