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さそわ
ふりがな文庫
“さそわ”の漢字の書き方と例文
語句
割合
誘
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
誘
(逆引き)
三十年以前の私の心がそろそろ
蘇生
(
そせい
)
して来て、父母在世当時の私の生活や静かな日本を思い出し何んとなく哀調に
誘
(
さそわ
)
れてしまうのである。
めでたき風景
(新字新仮名)
/
小出楢重
(著)
帰る折私たちは畑越しに見えた長い土塀の家に心を
誘
(
さそわ
)
れた。李氏に案内を乞うてその家を訪ねた。名は李致鳳氏。主人はかつて熊本に住まれた事があるという。
全羅紀行
(新字新仮名)
/
柳宗悦
(著)
最早
(
もう
)
妾
(
わたし
)
の婚礼も日がない、この一七日
前
(
ぜん
)
に、
妾
(
わたし
)
は
遂
(
つい
)
に無常の風に
誘
(
さそわ
)
れて
果敢
(
はか
)
なくなりました身で
御座
(
ござ
)
います、
斯様
(
かよう
)
な次第
故
(
ゆえ
)
、両親の悲歎は申すも
中々
(
なかなか
)
の事、
殊
(
こと
)
に母の心は
如何
(
いか
)
ばかりかと思えば
雪の透く袖
(新字新仮名)
/
鈴木鼓村
(著)
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