“さしせま”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
差迫60.0%
差逼30.0%
10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しかしながら金解禁きんかいきんごときは内外ないぐわい經濟上けいざいじやうから大問題だいもんだいである、しかるに年末ねんまつ段々だんだんちかづくのであるから、年末ねんまつ差迫さしせまつて斯樣かやう大問題だいもんだい決行けつかうすることは
金解禁前後の経済事情 (旧字旧仮名) / 井上準之助(著)
恐れと悲しみとにわなわなとふるえているのは、今下げたかしら元結もとゆいの端の真中に小波さざなみを打っているのにも明らかであり、そして訴願の筋の差逼さしせまった情に燃えていることと見える。
雪たたき (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
が、眉山の生活は豊かでなかったにしろ、自殺するほどさしせまっていたとも思われなかった。