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差逼
ふりがな文庫
“差逼”の読み方と例文
読み方
割合
さしせま
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
さしせま
(逆引き)
今日は君とゆつくり落ちついて話したいと思つてゐたのだが、急に
差逼
(
さしせま
)
つた用事が起きたので、これから出掛けなくつちやならん。
茶話:05 大正八(一九一九)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
恐れと悲しみとにわなわなと
顫
(
ふる
)
えているのは、今下げた
頭
(
かしら
)
の
元結
(
もとゆい
)
の端の真中に
小波
(
さざなみ
)
を打っているのにも明らかであり、そして訴願の筋の
差逼
(
さしせま
)
った情に燃えていることと見える。
雪たたき
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
何故というに、貧に安んずれば必ずや死に臨む前に
於
(
おい
)
て既に早く幸福と希望と勇気とを得て、極端の場合に
差逼
(
さしせま
)
るに至らずに済むであろう。貧乏を嫌がり嫌がりて日を送るから
愈々
(
いよいよ
)
貧乏になる。
貧富幸不幸
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
差逼(さしせま)の例文をもっと
(3作品)
見る
差
常用漢字
小4
部首:⼯
10画
逼
漢検準1級
部首:⾡
13画
“差”で始まる語句
差支
差
差覗
差向
差出
差俯向
差別
差当
差配
差置
“差逼”のふりがなが多い著者
幸田露伴
薄田泣菫