“さうばう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
相貌28.6%
蒼茫28.6%
双眸14.3%
怱忙14.3%
草忙14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
旅の疲れも拔け切らない平次は、事件の相貌さうばうの重大さに鼓舞こぶされて、もう獵犬のやうに張り切つて居ります。
篠田の双眸さうばう不図ふと円山まるやまの高塔に注がれて離れざるなり、静穏なるかな、芝のもりよ、幽雅なるかな、円山の塔よ、去れど其の直下、得も寝で悲み、夜を徹して祈れるもの一人あり、美しき雪よ
火の柱 (新字旧仮名) / 木下尚江(著)
軍馬に乘りて怱忙さうばうと馳せてこの場に寄せ來る
イーリアス:03 イーリアス (旧字旧仮名) / ホーマー(著)
開戦以来草忙さうばうとして久しく学にすさめる余にとつては、真に休養の恩典と云ふべし、両兄曰く果して然るか
火の柱 (新字旧仮名) / 木下尚江(著)