双眸さうばう)” の例文
旧字:雙眸
篠田の双眸さうばう不図ふと円山まるやまの高塔に注がれて離れざるなり、静穏なるかな、芝のもりよ、幽雅なるかな、円山の塔よ、去れど其の直下、得も寝で悲み、夜を徹して祈れるもの一人あり、美しき雪よ
火の柱 (新字旧仮名) / 木下尚江(著)