蒼茫さうばう)” の例文
壁は蒼茫さうばうたる暮靄ぼあゐの色をなし、幾十の年光に侵蝕しんしよくせられて、所々危うげなる所なきにあらず。我常に之に対して思ふ。
閑天地 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
蒼茫さうばうたる
晶子詩篇全集 (新字旧仮名) / 与謝野晶子(著)