“ごふくや”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
呉服屋94.4%
呉服店5.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ほか布袋屋ほていやふ——いまもあらう——呉服屋ごふくやがあつたが、濱野屋はまのやはう主人しゆじんが、でつぷりとふとつて、莞爾々々にこ/\してて、布袋ほてい呼稱よびながあつた。
春着 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
わたしは街を歩むうち呉服屋ごふくやの店先にひらめ友禅ゆうぜんの染色に愕然がくぜん目をそむけて去った事もあった。若き日の返らぬよろこびを思い出すまいと欲したがためである。
雨瀟瀟 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
料理茶屋の物を盗む前にう通り御霊ごりょうの植木見世みせで万引と疑われたが、疑われるはずだ、緒方の書生は本当に万引をして居たその万引と云うは、呉服店ごふくや反物たんものなんど云う念のいった事ではない
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)