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ござなく
ふりがな文庫
“ござなく”の漢字の書き方と例文
語句
割合
無御座
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
無御座
(逆引き)
生死のほども
如何
(
いかが
)
相なり候
哉
(
や
)
と、恐る/\
覗
(
のぞ
)
き申候に、崖はなか/\
険岨
(
けんそ
)
にて、
大木
(
たいぼく
)
横
(
よこ
)
ざまに茂り立ち候間より広々としたる墓場見え候のみにて、一向に人影も
無御座
(
ござなく
)
候。
榎物語
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
私事
空
(
むなし
)
く相成候とも、決して
余
(
よ
)
の病にては
無之
(
これなく
)
、
御前様
(
おんまへさま
)
御事
(
おんこと
)
を
思死
(
おもひじに
)
に
死候
(
しにさふらふ
)
ものと、
何卒
(
なにとぞ
)
々々
御愍
(
おんあはれ
)
み
被下
(
くだされ
)
、
其段
(
そのだん
)
はゆめゆめ
詐
(
いつはり
)
にては
無御座
(
ござなく
)
、みづから堅く信じ居候事に御座候。
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
吾身
(
わがみ
)
ならぬ者は、
如何
(
いか
)
なる人も
皆
(
みな
)
可羨
(
うらやまし
)
く、朝夕の
雀鴉
(
すずめからす
)
、庭の木草に至る
迄
(
まで
)
、それぞれに
幸
(
さいはひ
)
ならぬは
無御座
(
ござなく
)
、世の光に遠き
囹圄
(
ひとや
)
に
繋
(
つなが
)
れ
候悪人
(
さふらふあくにん
)
にても、罪ゆり
候日
(
さふらふひ
)
の
楽
(
たのしみ
)
は
有之候
(
これありさふらふ
)
ものを
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
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