“このゑ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
禁軍50.0%
此畫50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
議官(セナトオレ)は紫衣を纏ひて天鵞絨(びろうど)の椅子に坐せり。法皇の禁軍(このゑ)なる瑞西(スイス)兵整列したる左翼の方には、天鵞絨の帽(ベルレツタ)を戴ける可愛らしき舍人(とねり)ども群居たり。
われ又近頃禁軍(このゑ)の檢閲ありしを聞きつと噂すれば、彼は希臘の兵制を論じて、マケドニア歩兵の方陣(フアランクス)の操錬を細敍すること目撃の状(さま)の如くなり。
我に向ひて道徳をや説かんとする。吾友だちは汝にあしさまに言はるべきものにはあらず。吾友だちは羅馬にあらん限の貴き血統にこそあなれ。われ等は法皇の禁軍(このゑ)なり。
燈火(ともしび)の下(もと)に書物(しよもつ)を開(ひ)らき、膝(ひざ)に抱(いだ)きて畫(ゑ)を見(み)せ、これは何時何時(いつ/\)の昔(むか)し何處(どこ)の國(くに)に、甚樣(じんさま)のやうな剛(つよ)き人(ひと)ありて、其時代(そのとき)の帝(みかど)に背(そむ)きし賊(ぞく)を討(う)ち、大功(たいこう)をなして此畫(このゑ)は引上(ひきあげ)の處(ところ)
暁月夜 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)