“くろもんつき”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
黒紋付37.5%
黒紋着37.5%
黒紋附25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
二者を比較すると『都の花』は羽二重はぶたえ黒紋付くろもんつきの如く、『我楽多文庫』は飛白かすりの羽織の如き等差があった。
美妙斎美妙 (新字新仮名) / 内田魯庵(著)
金剛杖こんごうづえちょう脇挟わきばさんだ、片手に、帯の結目むすびめをみしと取つて、黒紋着くろもんつきはかま武士さむらい俯向うつむけに引提ひきさげた。
妖魔の辻占 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)
兼た飯焚めしたきの男一人在れど是さへも使に出たる後なれば同胞きやうだい如何なる密談みつだんせしや知者しるものたえて無りけり斯て後庄兵衞は翌朝よくあさ五兩の金を調達こしらへ兄元益に遞與わたせしに此方は心得其金もてしちに入たる黒紋附くろもんつきの小そで羽織ばおり
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)