“きょうじゅ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
享受75.0%
教授25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
悲劇も喜劇も道化も、なべて一様に芝居と看做みなし、之を創る「精神」にのみ観点を置き、あわせて、之を享受きょうじゅせらるるところの、清浄にして白紙の如く
FARCE に就て (新字新仮名) / 坂口安吾(著)
自分だに、信念と徳を示せば、彼らはよろこんで、艱苦を享受きょうじゅするにちがいない。むしろ清新な希望をかかげ、民心に、艱苦せよということであった。
新書太閤記:04 第四分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
その時のぼくの先生せんせいのオリバー教授きょうじゅというのは、じつに根性こんじょうのまがった男で、学者がくしゃのくせに学問がくもん実験じっけんに身を入れないで、世間せけんのひょうばんや名声めいせいばかりに気をとられているのだ。
そのときにはきっと大学だいがく分科ぶんか教授きょうじゅにでもなっていたのでしょう。無論むろん知識ちしきなるものは、永久えいきゅうのものではく、変遷へんせんしてくものですが、しかし生活せいかつうものは、忌々いまいましい輪索わなです。
六号室 (新字新仮名) / アントン・チェーホフ(著)