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きゆうご
殊に
浮世の
罪穢に
汚されていない
小供は
例外なしに
皆そうで、その
為めこの
娘なども、
帰幽後すぐに
俺の
手で
世話することになったのじゃ。
入れ
代って
今度は
良人の
方で、
私の
経歴をききたいということになりました。で、
私は
今丁度あなたに
申上げるように、
帰幽後のあらましを
物語りました。
母は
帰幽後間もなく
意識を
取りもどし、
私とは
幾度も
幾度も
逢って、いろいろ
越し
方の
物語に
耽りました。