“きぬもの”の漢字の書き方と例文
語句割合
絹物100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
私の考えでは、村で養蚕ようさんができるなら、百姓はその糸をつむいで仕事着にも絹物きぬものの着物を着て行けばいい。何も町の商人から木綿もめん田舎縞いなかじまや帯を買う必要がない。
さうして日本人にほんじん衣服いふく絹物きぬもののぞいたほかのものはこと/″\外國ぐわいこくから輸入ゆにふされるものである。
金解禁前後の経済事情 (旧字旧仮名) / 井上準之助(著)
改むるに金子二十兩有て着類きるゐは見えず是は賣代うりしろなせしやと女房を見れば貧家に似合にあはず下に絹物きぬものを着込居るゆゑぬがせて見れば男小袖こそでなり是はと役人共も思ひすぐさま手配をなしてしやう兵衞を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)