“がらすばり”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
硝子張80.0%
玻璃張20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ところがさ、商売柄、ぴかぴかきらきらで、くるわ張店はりみせ硝子張がらすばりの、竜宮づくりで輝かそうていったのが、むかし六郷様の裏門へぶつかったほど、一棟、真暗まっくらじゃありませんか。
開扉一妖帖 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
寒国かんごくでは、うしてつたところがある。これはなつ待遇もてなしちがひない。贅沢ぜいたくなものだ。むかし僭上せんじやう役者やくしや硝子張がらすばり天井てんじやうおよがせて、仰向あふむいてたのでさへ、欠所けつしよ所払ところばらひをまをしつかつた。
十和田湖 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
お酒をべて居りますとは清水助右衞門は少しも存じませんから、四角よつかどへまいりまして見ると、西洋床というのは玻璃張がらすばり障子しょうじが有って、前に有平あるへいのような棒が立って居りまして