“がやがや”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
譟然25.0%
喧々25.0%
囂々25.0%
囂囂25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
家内うちは何だか取込んでいて話声が譟然がやがやと聞える中で、誰だか作さん——私の名だ——作さんが着いた、作さんが、とわめく。
平凡 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)
道端みちばたの子供等は皆好奇の目を円くして此怪し気な車を見迎え見送って、何を言うのか、口々に譟然がやがやわめいている中から、忽ち一段際立きわだって甲高かんだか
平凡 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)
間もなく學生は殘らず石段の下に集ツて、喧々がやがや騷立てる。一平は冷然として
解剖室 (旧字旧仮名) / 三島霜川(著)
かれえると患者等かんじゃら囂々がやがやってさわす。
六号室 (新字新仮名) / アントン・チェーホフ(著)
その時浜の方で法螺ほらの音がしはじめた。人夫に仕事をかす合図であった。仕事を措いた人夫が囂囂がやがや云いながらあがって来た。
海神に祈る (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)