“けん/\”の漢字の書き方と例文
語句割合
喧々100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
吾人が此所に之を記し置く所以ゆゑんの者は夫の局量狭隘の徒、自尊卑他なる文学的「パリサイ」人が紛々喧々けん/\たらんことを恐れて、あらかじめ彼等が口をふさがんが為のみ。
明治文学史 (新字旧仮名) / 山路愛山(著)
会衆は再び騒ぎ立てり「畜生」「馬鹿野郎」「除名せよ」「斬つて仕舞へ」等の声は一隅より囂々がう/\と起れり「誣告ぶこく」「中傷」「証拠を示せ」等の声は他の一隅より喧々けん/\と起れり
火の柱 (新字旧仮名) / 木下尚江(著)
神田美土代町みとしろちやうなる青年会館の門前には、黒山の如き群集の喧々けん/\囂々がう/\たるを見る
火の柱 (新字旧仮名) / 木下尚江(著)