“がうがう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
囂々66.7%
轟々33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
楽音の旋律更に激越想壮の度を加へ、之に諧和せざる梵音はた三絃の声も、囂々がうがうとして亦その中にじる。
南蛮寺門前 (新字旧仮名) / 木下杢太郎(著)
南へ一町ばかり隔てたる日本鉄道の汽車は衆声を圧して囂々がうがうと通り過ぎた。
夏の夜の音 (新字旧仮名) / 正岡子規(著)
風のかげんか、省線の電車の音が轟々がうがうと耳につく。蒲団の上にぬぎつぱなしの二人の洋袴ズボンが、人間よりもかへつて生々とみだらにみえた。
浮雲 (新字旧仮名) / 林芙美子(著)