囂々がうがう)” の例文
楽音の旋律更に激越想壮の度を加へ、之に諧和せざる梵音はた三絃の声も、囂々がうがうとして亦その中にじる。
南蛮寺門前 (新字旧仮名) / 木下杢太郎(著)
南へ一町ばかり隔てたる日本鉄道の汽車は衆声を圧して囂々がうがうと通り過ぎた。
夏の夜の音 (新字旧仮名) / 正岡子規(著)