“かはぶとん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
皮蒲団50.0%
皮蒲團50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
気に逆らつてもならぬからとて義母ははが手づから与へられし皮蒲団かはぶとんもらひて、まくらもとを少し遠ざかり、吹く風を背にして柱のきは黙然もくねんとしてゐる父に向ひ、静に一つ二つことばを交へぬ。
うつせみ (新字旧仮名) / 樋口一葉(著)
さからつてもならぬからとて義母はゝづからあたへられし皮蒲團かはぶとんもらひて、まくらもとをすことほざかり、かぜにしてはしらきは默然もくねんとしてちゝむかひ、しづかひとふたことばまじへぬ。
うつせみ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)