“かはちや”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
河内屋80.0%
河内家20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
へえー……河内屋かはちやさん……エーまア道理だうりこそ、此砂張このすばり建水こぼしがおまるといふのは、余程よほど嗜好者すきしやとはぞんじましたが……貴方あなた河内屋かはちやさんでございましたか……おもけないことで……。
主人が起きてたれだと問へば、備前島町びぜんしままち河内屋かはちや八五郎の使つかひだと云ふ。河内屋はかね取引とりひきをしてゐる家なので、どんな用事があつて、つて人をよこしたかといぶかりながら、庭へ降りて潜戸くゞりどを開けた。
大塩平八郎 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
その日は河内家かはちや総見そうけんがあつたので、肝腎のかあは皆と一緒に場に坐つて、惚々ほれ/″\吾児わがこの芸に見とれて、夢中になつてゐた。