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河内屋
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かはちや
ふりがな文庫
“
河内屋
(
かはちや
)” の例文
眞志屋の祖先と共に、水戸家の用達を勤めた
河内屋
(
かはちや
)
と云ふものがある。眞志屋の祖先が代々五郎兵衞と云つたと同じく、河内屋は代々半兵衞と云つた。
寿阿弥の手紙
(旧字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
若し夢を求めることをロマン主義と呼ぶとすれば、近松も亦ロマン主義者であらう。しかし又一面にはやはり
逞
(
たくま
)
しい写実主義者である。「小春治兵衛」の
河内屋
(
かはちや
)
から
鴈治郎
(
がんぢらう
)
の姿を抹殺せよ。
文芸的な、余りに文芸的な
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
へえー……
河内屋
(
かはちや
)
さん……エーまア
道理
(
だうり
)
こそ、
此砂張
(
このすばり
)
の
建水
(
こぼし
)
がお
目
(
め
)
に
留
(
と
)
まるといふのは、
余程
(
よほど
)
お
嗜好者
(
すきしや
)
とは
存
(
ぞん
)
じましたが……
貴方
(
あなた
)
は
河内屋
(
かはちや
)
さんでございましたか……
思
(
おも
)
ひ
掛
(
が
)
けないことで……。
大仏餅。袴着の祝。新まへの盲目乞食
(新字旧仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
主人が起きて
誰
(
たれ
)
だと問へば、
備前島町
(
びぜんしままち
)
河内屋
(
かはちや
)
八五郎の
使
(
つかひ
)
だと云ふ。河内屋は
兼
(
かね
)
て
取引
(
とりひき
)
をしてゐる家なので、どんな用事があつて、
夜
(
よ
)
に
入
(
い
)
つて人をよこしたかと
訝
(
いぶか
)
りながら、庭へ降りて
潜戸
(
くゞりど
)
を開けた。
大塩平八郎
(新字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
“河内屋”の解説
河内屋(かわちや)は、歌舞伎役者の屋号。
大坂の大工の子として生まれた初代實川延若が三歳のとき芝居茶屋・河内屋庄兵衛の養子に出されたことにその名は由来する。
河内屋の代表的な名跡には以下のものがある。なお参考までに定紋も併せて記した。
(出典:Wikipedia)
河
常用漢字
小5
部首:⽔
8画
内
常用漢字
小2
部首:⼌
4画
屋
常用漢字
小3
部首:⼫
9画
“河内屋”で始まる語句
河内屋半兵衛
河内屋喜兵衛
河内屋金兵衛