“かくき”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
客気28.6%
客崎14.3%
角器14.3%
劃期14.3%
客氣14.3%
搉揮14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
加ふるに凡兆ぼんてうの予等の為につと津頭しんとうを教ふるものあり。予の渡江に急ならんとする、何ぞ少年の客気かくきのみならんや。
続野人生計事 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
客崎かくき詩稿に蘭軒が春水の弟春風に逢つた詩があつて、其引首と自註とを抄すればしもの如くである。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
此より以下客崎かくき詩稿中に就いて月日を明にすべきものを拾つて行くことゝする。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
一、石器せきき—(石の矢の根、欠き造りの石の斧、磨き造りの石の斧) 二、土器どき—瓶、鉢、壺、椀、人形。三、骨器こき 四、角器かくき
コロボックル風俗考 (旧字旧仮名) / 坪井正五郎(著)
(第七回、角器かくき牙器考説の終りを見よ。)
コロボックル風俗考 (旧字旧仮名) / 坪井正五郎(著)
その当時としては劃期かくき的なものとされ、むろん特許はわけなくおりましたし、また、その頃毎年一回、明治神宮外苑の日本青年館で催されていた、青年の「一人一研究」の展覧会では
青年の思索のために (新字新仮名) / 下村湖人(著)
原來ぐわんらい利章程の家の功臣を殺したら、徳川家に不調法としてとがめられはすまいかと云ふことは、客氣かくきに驅られた忠之にも、かすかに意識せられてゐたが、此訴が江戸へ往つたとすると
栗山大膳 (旧字旧仮名) / 森鴎外(著)
やゝもすれば見と信とを対せしめては、信の一義に宗教上千鈞せんきんの重きをくを常とし、而して見の一義に至りては之れを説くものまれ也、いはんや其の光輝ある意義を搉揮かくきするものに於いてをや。
予が見神の実験 (新字旧仮名) / 綱島梁川(著)