客気かくき)” の例文
旧字:客氣
今となっては後悔もして居るが、その時は青年の客気かくきで、女一人のむくろを横たえる位の事は何んとも思っては居なかった——
死の予告 (新字新仮名) / 野村胡堂(著)
加ふるに凡兆ぼんてうの予等の為につと津頭しんとうを教ふるものあり。予の渡江に急ならんとする、何ぞ少年の客気かくきのみならんや。
続野人生計事 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)