“おに”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:オニ
語句割合
97.1%
幽鬼0.7%
御遁0.7%
羅刹0.7%
雲丹0.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
言張し憑司夫婦も恩愛おんあいに心のおにつのをれて是までたくみし惡事の段々殘らず白状なりたりけり依て大岡殿は外々の者共ものどもへも右の趣きを
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
幽鬼おにか、神か、狐か、木精こだまか、高僧のおいでになる前で正体を隠すことはできないはずだ、名を言ってごらん、名を」
源氏物語:55 手習 (新字新仮名) / 紫式部(著)
「聞き分けのない幽鬼おにだ。顔を隠そうたって隠せるか」
源氏物語:55 手習 (新字新仮名) / 紫式部(著)
照子は一番に大賛成、「御前またいくさの談話を遊ばせな。あの貴下あなたが命からがらで御遁おにげ遊ばす処が一番愉快おもしろい。」
貧民倶楽部 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
「ええそれは、南三復の羅刹おにに殺されました、南三復が殺しました」
竇氏 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
林「こゝにからすみ雲丹おにがあるだ」
菊模様皿山奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)