“おくゆか”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
奥床92.9%
奧床7.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
家柄のある家に生れたので眉目秀麗びもくしゅうれいで、如何いかにも貴公子然としており、立居振舞も鷹揚で、また品がよく奥床おくゆかしかったから
句のしも畢竟ひっきょう、作者の心にあるのであります。作者の心が奥床おくゆかしい心であれば自然に奥床しく映じ、奥床しく諷詠するようになります。
俳句への道 (新字新仮名) / 高浜虚子(著)
浮世うきよかゞみといふもののなくば、かほよきもみにくきもらで、ぶんやすんじたるおもひ、九しやくけん楊貴妃ようきひ小町こまちくして、美色びしよくまへだれがけ奧床おくゆかしうてぎぬべし
われから (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)