“おきどけい”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
置土圭50.0%
置時計50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
カチカチと、オランダ渡りの置土圭おきどけいが、静かな時の刻みをつづけていった。——勿論もちろん殿から拝領の品だった。追放の身にはなっても、せめてこればかりは御形見にと思って持って来たのである。
老中の眼鏡 (新字新仮名) / 佐々木味津三(著)
まれひたるうれしさにのみはこゝろも付かざりしが、むこよりの言傳ことづてとてなにこと口上こうじようもなく、無理むり笑顏ゑがほつくりながらそこしほれしところのあるはなに子細しさいのなくてはかなはず、父親てゝおやつくえうへ置時計おきどけいながめて
十三夜 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)