“おおえやま”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
大江山96.0%
大枝山4.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
さていよいよ大江山おおえやまけてつことにきめると、頼光らいこうはじめ六にん武士ぶしはいずれも山伏やまぶし姿すがたになって、あたま兜巾ときんをかぶり、篠掛すずかけました。
大江山 (新字新仮名) / 楠山正雄(著)
入れかわりに、廊下をパタパタ草履ぞうりを鳴らしながら、警視庁の大江山おおえやま捜査課長と帆村ほむら探偵とが、肩を並べながら歩いて来た。
(新字新仮名) / 海野十三(著)
遠いむかしは大枝山おおえやまから生野いくのを経て裏日本へ出る駅路うまやじのあった跡だという。篠村八幡しぬむらはちまんの森を中心として、この辺りを能篠畑のしぬばたけとも、篠野しぬのさとともんでいる。
新書太閤記:07 第七分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「依って、道は篠野しぬのから大枝山おおえやま老坂おいのさかへ出る。武者立ちは、とりの上刻(午後五時)。はや、間もないによって、兵糧をつかい、馬にも飼い、また休息もとって、ぬかりなく時刻に備えおくように」
新書太閤記:07 第七分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)