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うちとけ
ふりがな文庫
“うちとけ”の漢字の書き方と例文
語句
割合
打解
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
打解
(逆引き)
逢った
度数
(
かず
)
で申そうなら七、八遍というところ。お互に気心が知れ合って、すっかり
打解
(
うちとけ
)
ながら、まだどこやらに遠慮があって、お互にわるく思われまい。
あぢさゐ
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
と
歎
(
なげ
)
かれて
終
(
つひ
)
に心も
打解
(
うちとけ
)
つゝ再び
迷
(
まよ
)
ふ千太郎忠義一※の久八が
異見
(
いけん
)
の
釘
(
くぎ
)
を
寛
(
ゆるめ
)
し事嗚呼是非もなき次第なり。
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
思う事を言って
打解
(
うちと
)
けて
如何
(
どう
)
する気だったか、それは不分明だったけれども、兎に角
打解
(
うちとけ
)
たかったので、酒を命じたら、果してお糸さんが来て呉れて、思う通りになった。
平凡
(新字新仮名)
/
二葉亭四迷
(著)
見て心
打解
(
うちとけ
)
成程考へ候へば加納將監樣の
呉服
(
ごふく
)
の間に澤の井と申て甚だ不器量の女中御座候やに存じ候
去乍
(
さりながら
)
宿
(
やど
)
の儀は存じ申さずと
面
(
おも
)
なげに云を次右衞門は聞て
然
(
さら
)
ば澤の井の宿を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
酒を命ずればお糸さんが持って来る、お糸さんが持って来れば、
些
(
ちっ
)
との
間
(
ま
)
ならお酌もして呉れる、お糸さんのお酌で、酒を飲んで酔えば、私にだって
些
(
ちっ
)
とは思う事も言えて
打解
(
うちとけ
)
られる。
平凡
(新字新仮名)
/
二葉亭四迷
(著)
偖又半四郎は
時
(
とき
)
移
(
うつ
)
るに隨ひて
醉
(
ゑひ
)
は十分に
發
(
はつ
)
し
自
(
おのづ
)
から
高聲
(
かうせい
)
になり彼町人體の男に向ひ貴樣の樣なる者は
道連
(
みちづれ
)
になると茶屋なとへ引づり
込
(
こみ
)
此樣に
打解
(
うちとけ
)
て酒を
呑合
(
のみあひ
)
百年も
交際
(
つきあひ
)
し如くなして相手の
油斷
(
ゆだん
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
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