“うえの”の漢字の書き方と例文
語句割合
上野100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
学校から帰りに、神田かんだをいっしょに散歩して、須田町すだちょうへ来ると、いつも君は三田みた行の電車へのり、僕は上野うえの行の電車にのった。
出帆 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
自分は上野うえのの戦争の絵を見るびに、官軍のかむった紅白の毛甲けかぶとを美しいものだと思い、そしてナポレオン帝政当時の胸甲騎兵きょうこうきへいかぶとを連想する。
銀座 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
あそんであるくのも、なかなかほねのおれることだ。田圃たんぼはたらくのとわりはない。明日あすは、上野うえのやまへいって、西郷さいごうさんの銅像どうぞうてこよう……。
銅像と老人 (新字新仮名) / 小川未明(著)