“かうづけ”の漢字の書き方と例文
カタカナ:カウヅケ
語句割合
上野100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
武藏むさしから上野かうづけへかけて平原を横切つて汽車が碓氷うすひにかゝらうとする、その左手の車窓に沿うて仰がるゝ妙義山の大岩壁は確かに信越線中での一異景である。
樹木とその葉:26 桃の実 (旧字旧仮名) / 若山牧水(著)
愷の出入扶持には猶参河みかは吉田の松平伊豆守信古のぶひさの給する五人扶持、上野かうづけ高崎の松平右京亮輝聡てるとしの給する二人扶持、播磨姫路の酒井雅楽頭忠顕うたのかみたゞあきの給する若干口があつた。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
北方ほつぽう上野かうづけくに吾妻川あづまがは沿うて百數十村ひやくすうじつそんうづめ、千二百人せんにひやくにん死者ししやしようぜしめた。
火山の話 (旧字旧仮名) / 今村明恒(著)