“いまどき”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
今時92.0%
今世2.0%
今季2.0%
当時2.0%
現在2.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「旦那方。私はハマの仙太の番をするくらいなら、今時いまどきこんな場所を一人で歩いちゃいませんぜ」と私はちょっと嘘をついた。
疑問の金塊 (新字新仮名) / 海野十三(著)
わが老健すこやかを鼻にかけて今世いまどきの若者の羸弱よわきをあざけり、転地の事耳に入れざりししゅうとも、現在目の前に浪子の一度ならずに喀血するを見ては、さすがに驚き——伝染の恐ろしきを聞きおれば——恐れ
小説 不如帰  (新字新仮名) / 徳冨蘆花(著)
竜巻村の村長から兼て噂に聞いてゐたところの、風鈴湯といふ聴くだに今季いまどきうそ寒い山峡の沸し温泉を目ざした。
風流旅行 (新字旧仮名) / 牧野信一(著)
しかるに振袖の娘は、山姫どころか、(今は何と云うかたしかでない)……さ、さ、法界……あの女である。当時いまどきは、安来節、おはら節などを唄うと聞く、流しの法界屋のねえさんの仮装したのに過ぎない。
現在いまどきの小判から見りゃア、十層倍もする甲州大判の、一度の改鋳ふきかえもしねえ奴がザクと有った。
鸚鵡蔵代首伝説 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)