“いしづち”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
石鎚57.1%
石槌28.6%
石鐵14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
今日は漬物の床にしか使わぬようになったが、以前は食料であり、今も伊予石鎚いしづち山麓の村々などに、これを食べている者があるということである。
食料名彙 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
其間そのうち正午ひるになつたので、一先ひとま座敷ざしき引揚ひきあげ、晝餐ちうさん饗應きやうおうけ、それからまた發掘はつくつかゝつたが、相變あひかはらず破片はへんくらゐやうやくそれでも鯨骨げいこつ一片ひとひらと、石槌いしづち打石斧だせきふ石皿いしざら破片はへんなど掘出ほりだした。
この信徒は石鐵いしづち県へ引継いで、それから間もなく朝廷より放免の御沙汰があって元の長崎地方へ帰されて、切支丹否基督教もいよいよ黙許の姿となってしまったのである。
鳴雪自叙伝 (新字新仮名) / 内藤鳴雪(著)