“あんも”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
50.0%
餡餅50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
尼は雨戸を締めて三藏がいさゝかの志を紙に包んで渡すのを受取つて臺所の方へ行く。軈て『あんもが焦げてまつせ』と言ふ聲がする。
俳諧師 (旧字旧仮名) / 高浜虚子(著)
「姉ちゃん、大すきな豆のあんもを持って来た。」
みさごの鮨 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
それよりも、徹夜の温習おさらいに、何よりか書入かきいれな夜半やはんの茶漬で忘れられぬ、大福めいた餡餅あんもあぶったなごりの、餅網が、わびしく破蓮やればすの形で畳に飛んだ。
霰ふる (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
れよりも、徹夜てつや温習おさらひに、なによりか書入かきいれな夜半やはん茶漬ちやづけわすれられぬ、大福だいふくめいた餡餅あんもあぶつたなごりの、餅網もちあみが、わびしく破蓮やればすかたちたゝみんだ。
霰ふる (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)