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あんもち
ふりがな文庫
“あんもち”の漢字の書き方と例文
語句
割合
餡餅
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
餡餅
(逆引き)
ともかくもただ空腹をしのぐというだけでなしに、しだいに口をよろこばすという目的がつけ加えられたことは、
餡餅
(
あんもち
)
なども同じである。
母の手毬歌
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
踏み轟かす道人
餡餅
(
あんもち
)
腹に
入
(
い
)
りて
重量
(
おもみ
)
を増したるにや兎角に
後
(
しりへ
)
に
下
(
さが
)
る露伴子は昨年此道中を
木曽道中記
(旧字旧仮名)
/
饗庭篁村
(著)
忘れたり澤を傳ひ峯に上る隨分
峻
(
さか
)
しき峠なれど馬にまかせて
嶮
(
けは
)
しき事を知らず東もち屋村といふは峠の上にして人家四五軒あり名物の
餡餅
(
あんもち
)
あり
此
(
こゝ
)
にて馬を
下
(
お
)
り
圍爐裏
(
ゐろり
)
の火に
龜
(
かゞ
)
みし手足を
木曽道中記
(旧字旧仮名)
/
饗庭篁村
(著)
単に由緒久しき名物の
餡餅
(
あんもち
)
であったことを知るに至っては、
心窃
(
こころひそ
)
かに在来の宗教起原論の研究者が、いたずらに天外の五里霧中に辛苦していたことを、感ぜざる者は少なくないであろう。
山の人生
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
落す詞なり和田峠の
上
(
のぼ
)
りは馬に乘りたれば
野々宮高砂
(
のゝみやたかさご
)
なりしが
下
(
くだ
)
りは
侮
(
あなど
)
りて遊び/\歩きたる爲め三里に足らぬと聞くに
捗取
(
はかど
)
らぬこと不思議なるうへ
下口
(
おりくち
)
はドカ/\と力も足に
入
(
い
)
る故か空腹甚しく
餡餅
(
あんもち
)
二盆半の豪傑すら何ぞやらかす物はないかと四方を
木曽道中記
(旧字旧仮名)
/
饗庭篁村
(著)
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