“あをてんじやう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
碧穹窿50.0%
青天井50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
自分は、宛然さながら大聖人の心の如く透徹な無邊際の碧穹窿あをてんじやうの直下、廣く靜な大逵おほどほりを、この哀れ果敢はかなき葬列の聲無く練り來るを見て、或る名状し難き衝動を心の底の底に感じた。
葬列 (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)
自分は、宛然さながら大聖人の心の如く透徹な無辺際の碧穹窿あをてんじやうの直下、広く静かな大逵を、この哀れ果敢なき葬列の声無く練り来るを見て、或る名状し難き衝動を心の底の底に感じた。
葬列 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
景勝けいしよう愉樂ゆらくきやうにして、内湯うちゆのないのを遺憾ゐかんとす、とふ、贅澤ぜいたくなのもあるけれども、なに青天井あをてんじやう、いや、したゝ青葉あをばしづくなかなる廊下らうかつゞきだとおもへば、わたつてとほはしにも、かはにも
城崎を憶ふ (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
藪蕎麥やぶそば青天井あをてんじやう。」
神楽坂七不思議 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)