“あほのき”の漢字の書き方と例文
語句割合
仰向100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
返事へんじはなくて吐息といき折々おり/\ふと身動みうごきもせず仰向あほのきふしたる心根こゝろねつらさ、其身そのみになつてもおりきことわすれられぬが、十ねんつれそふて子供こどもまでもうけしれにこゝろかぎりの辛苦くろうをさせて
にごりえ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
返事はなくて吐息折々に太く身動きもせず仰向あほのきふしたる心根のつらさ、その身になつてもお力が事の忘れられぬか、十年つれそふて子供までもうけし我れに心かぎりの辛苦くろうをさせて
にごりえ (新字旧仮名) / 樋口一葉(著)