“あさぢふ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
浅茅生55.6%
淺茅生44.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
いとどしく虫のしげき浅茅生あさぢふに露置き添ふる雲の上人うへびと
源氏物語:01 桐壺 (新字新仮名) / 紫式部(著)
たまぼこに君し来寄らば浅茅生あさぢふ
少将滋幹の母 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
淺茅生あさぢふ末黒すぐろに立ちて
牧羊神 (旧字旧仮名) / 上田敏(著)
くツきりとした頸脚えりあしなが此方こなたせた後姿うしろすがたで、遣水やりみづのちよろ/\と燈影ひかげれてはしへりを、すら/\薄彩うすいろ刺繍ぬひとりの、數寄すきづくりの淺茅生あさぢふくさけつゝ歩行ひろふ、素足すあしつまはづれにちらめくのが。
浅茅生 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)