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『九月四日』
ふりがな文庫
『
九月四日
(
くがつよっか
)
』
久しぶりで麹町元園町の旧宅地附近へ行って見た。九月四日、この朔日には震災一週年の握り飯を食わされたので、きょうは他の用達しを兼ねてその焼跡を見て来たいような気になったのである。 旧宅地の管理は同町内のO氏に依頼してあるので、去年以来わたしは …
著者
岡本綺堂
ジャンル
文学 > 日本文学 > 評論 エッセイ 随筆
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約5分(500文字/分)
朗読目安時間
約9分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
優
(
ま
)
陥
(
おと
)
直
(
ただ
)
戦
(
そよ
)
一
(
ひ
)
用達
(
ようた
)
焚
(
や
)
罹災
(
りさい
)
黯然
(
あんぜん
)
艱苦
(
かんく
)
芒
(
すすき
)
蒙
(
こうむ
)
路
(
みち
)
辿
(
たど
)
迂濶
(
うかつ
)
這入
(
はい
)
麹町
(
こうじまち
)
立退
(
たちの
)
穽
(
あな
)
滅多
(
めった
)
毀
(
こわ
)
殆
(
ほとん
)
梁
(
はり
)
撃
(
う
)
捗取
(
はかど
)
悼
(
いた
)
嘗
(
な
)
仆
(
たお
)
一旦
(
いったん
)