トップ
>
『猫と色の嗜好』
ふりがな文庫
『
猫と色の嗜好
(
ねこといろのしこう
)
』
聞く所によれば野蛮人は赤色を愛すると云うが、我輩文明人にしても尚野蛮の域に居る所の子供は赤色を好み、段々と大きくなるに従って、色の浅いものを好むようになる、而して純白色のものを以て最も高尚なものとするのは、我輩文明人の常である、左れば染色上 …
著者
石田孫太郎
ジャンル
文学 > 日本文学 > 評論 エッセイ 随筆
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約4分(500文字/分)
朗読目安時間
約7分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
確乎
(
かくこ
)
稍
(
や
)
青色
(
せいしょく
)
鈍間
(
とんま
)
赤色
(
せきしょく
)
凡
(
すべ
)
紅色
(
こうしょく
)
扨
(
さ
)
此
(
この
)
茲
(
ここ
)
若
(
も
)
而
(
しか
)
緋
(
ひ
)
矢張
(
やは
)
甚
(
はなは
)
涎掛
(
よだれかけ
)
殊
(
こと
)
丁度
(
ちょうど
)
斯様
(
かよう
)
捕鼠
(
ほそ
)
抔
(
など
)
我輩
(
わがはい
)
左
(
さ
)
尚
(
なお
)
処
(
ところ
)
其
(
その
)
併
(
しか
)
之
(
これ
)
且
(
か
)