“目高”の読み方と例文
読み方割合
めだか100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
胡瓜きゅうりが二本ほど浮いて動いています。流には目高めだかでしょう。小さな魚がついついと泳いでいます。水すましも浮いています。
鴎外の思い出 (新字新仮名) / 小金井喜美子(著)
目高めだかぐらいの魚が一尾二十五円もするのである。金持ちらしい客は「フム、これは安いねえ」「安いんだねえ」と繰り返しながらしきりに感心している。
試験管 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
きりっと結んだ口、いかにもおんな好きのする面立ちは、忘れもしない、たしかにあの田万里で、一しょに小川の目高めだかすくって幼い日を送った有森利七である。
煩悩秘文書 (新字新仮名) / 林不忘(著)