“ちから”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:チカラ
語句割合
76.1%
主税4.5%
能力2.5%
力量2.0%
1.8%
腕力1.5%
威力1.3%
權威1.3%
権力1.0%
威能0.5%
權能0.5%
膂力0.5%
権威0.5%
権能0.5%
火力0.5%
精力0.5%
0.5%
資力0.5%
器量0.3%
性力0.3%
意力0.3%
才能0.3%
抵抗力0.3%
0.3%
本能0.3%
0.3%
武力0.3%
生命力0.3%
神通力0.3%
蠱惑0.3%
通力0.3%
金力0.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
按摩あんまつゑちからに、かはべりの水除みづよづゝみると、つゑさき両手りやうてをかけて、ズイとこしばし、みゝそばだてゝかんがえて様子やうす、——とふ。
怪力 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
山岸主税ちからは両国広小路の、例の曲独楽の定席小屋の、裏木戸口に佇んで、太夫元の勘兵衛という四十五六の男と、当惑しながら話していた。
仇討姉妹笠 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
自由宗教より来る熱誠と忍耐と、これに加うるに大樅おおもみ小樅こもみの不思議なる能力ちからとによりて、彼らの荒れたる国を挽回ばんかいしたのであります。
女といふものはよく目端の利くもので、平素ふだんから良人をつとの腕前はちやんと見貫みぬいてゐるから、その力量ちから一つでとて背負しよひ切れないと見ると、直ぐ神様のとこへ駈けつける。
「其の名を信ぜし者にはちからを賜いて之を神の子と為せり」とある其事である(約翰ヨハネ伝一章十二節)、単に神の子たるの名称を賜わる事ではない、実質的に神の子と為る事である
開けっぱなしで明るくて、智慧と腕力ちからのある奴が、智慧と腕力ちからのあるうちじゅう、お頭になっていられるのだからなあ。ところが裟婆はそうはいかねえ。
任侠二刀流 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
水らしい水とも思わぬこの細流せせらぎ威力ちからを見よと、流れ廻り、めぐって、黒白あやめわかぬ真の闇夜やみよほしいまま蹂躪ふみにじる。
沼夫人 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
黄金わうごん積むもの、權威ちからあるもの、たゞしは玉のかんばせの佳人たをやめとても、この夢に、もるゝはあらじ、あなおろかや。
北村透谷詩集 (旧字旧仮名) / 北村透谷(著)
誰か彼等より、不死の性を奪う権力ちからをか授けられたる、偉大なるは常念岳である。
奥常念岳の絶巓に立つ記 (新字新仮名) / 小島烏水(著)
ベアトリーチェは容貌かたちを變へき、思ふに比類たぐひなき威能ちからなやみ給ひし時にも、天かく暗くなりしなるべし 三四—三六
神曲:03 天堂 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
かれら荒ぶる勢ひにあたれば、そこに叫びあり、憂ひあり、歎きあり、また神の權能ちからを誹ることばあり 三四—三六
神曲:01 地獄 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
彼女みずから膂力ちからがあれば、法印のうしろからむしゃぶりついて肩先にも噛みつきたいと思ったようであったが、案外、雲助どもが、手足が利かず、たちまち敗亡して
雪之丞変化 (新字新仮名) / 三上於菟吉(著)
権威ちから光栄さかえつかさどる
全都覚醒賦 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
智慧ちえ権能ちからとは神にあり、智謀と穎悟さとりも彼に属す」る事を、この世の各方面にわたりて実証している。辞句の意味は説明せずしてあきらかである。
ヨブ記講演 (新字新仮名) / 内村鑑三(著)
その一本は杉箸すぎばしで辛くも用を足す火箸に挾んで添える消炭の、あわれ甲斐なき火力ちからを頼り土瓶どびんの茶をばぬくむるところへ、遊びに出たる猪之の戻りて、やあ父様帰って来たな
五重塔 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
わしの精力ちから犠牲にえにしていたが、うぬら二人も同じ燈に釣られ、わせられたそうな、ようわせられた! ……竹藪にかけてあるわなにかけて、金地院範覚は生け捕った! 汝を料理した血だらけの手で
あさひの鎧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
ヨブは幾千年前アラビヤの曠野にこの星を仰ぎ見て、神のちからと愛とをおもったのである。我ら今日この星を仰ぎ見て同じく神を懐い、古人と心相通ずるの感を抱かざるを得ない。
ヨブ記講演 (新字新仮名) / 内村鑑三(著)
しかし今日こんにちところでは病院びょういんは、たしか資力ちから以上いじょう贅沢ぜいたくっているので、余計よけい建物たてもの余計よけいやくなどで随分ずいぶん費用ひようおおつかっているのです。
六号室 (新字新仮名) / アントン・チェーホフ(著)
そなたがなんおうと、神界しんかいではすでに人民じんみんねがいをれ、小桜神社こざくらじんじゃてさせることにめた。そなたの器量ちから神界しんかいなにもかも御存ごぞんじじゃ。
指導役しどうやくのおじいさんにうかがってましても、あまり要領ようりょうられませぬ……。つまりわけではないが、かぎりある器量ちからではどうにもしょうがないのでございましょう。
さらばその人は作業なりはひ七九うときゆゑかと見れば、つとに起きおそくふして八〇性力ちからこらし、西にひがしに走りまどふ八一蹺蹊ありさまさらにいとまなく、その人おろかにもあらで才をもちふるに八二あたるはまれなり。
生と希望と意力ちからを呑み去りて
(新字旧仮名) / 石川啄木(著)
あたかも弟子が、そのくわしく知れる事においては、わが才能ちからを現はさんため、くかつ喜びて師に答ふるごとく 六四—六六
神曲:03 天堂 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
だんだん抵抗力ちからが弱って来た。
鸚鵡蔵代首伝説 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
しかすべてに共通けうつうした手法しゆはふ方針はうしんは、由來ゆらい化物ばけもの形態けいたいには何等なんら不自然ふしぜん箇所かしよがある。それを藝術げいじゆつちから自然しぜんくわさうとするのが大體だい/\方針はうしんらしい。
妖怪研究 (旧字旧仮名) / 伊東忠太(著)
その心もその身体からだと同じように丈夫に美しく育ちたいと熱心にのぞむ本能ちからを与えられているのだと私は思っている。すべての人の親はみなそう思うことができるであろう。
最も楽しい事業 (新字新仮名) / 羽仁もと子(著)
人の高く登るを見て己がちからめぐみほまれ及び名を失はんことをおそれ悲しみてその反對うらを求むる者あり 一一八—一二〇
神曲:02 浄火 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
……が、何の利益があろう! ……武家が武力ちからで取った権じゃ、宮方がそれを取り返そうとなら、やはり武力で取り返さねばならぬ。
あさひの鎧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
と、その時まで、塚の真下に、小岩を抱いて、奄々えんえんとした気息で、伏し沈んでいた典膳が、最後の生命力ちからを揮い、胸を反らせ、腰をうねらせ、のけ反った。
血曼陀羅紙帳武士 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
今夜から範覚は以前むかしどおりに、わしがねんごろに介抱してやる! どんな男もきゃつには及ばぬ! きゃつがわしから飛んで行って以来、わしは神通力ちからを失ってのう。
あさひの鎧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
そして、磁石にでも引かれるように、その人間放れのした蠱惑ちからに、ぐいぐいと引かれていったのです。
人魚謎お岩殺し (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
小次郎の背後うしろにいる者は、まさかりを投げて姥の体を、胴から二つに切り割った右衛門と、幽霊女と鶏娘とりむすめと、そうしてそれらの人々を、速い足で探しあて、失った通力ちからを取戻そうとして
あさひの鎧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
さても吉兵衞はもとよりとめる身ならねば乳母うばかゝゆべき金力ちからなく情け有家へ便たよこしかゞめて晝夜をわかたず少しづつもらなし又はちゝの粉や甘酒あまざけと一日々々を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)