“光栄”のいろいろな読み方と例文

旧字：光榮

読み方	割合
こうえい	38.5%
ほまれ	30.8%
はえ	15.4%
おいで	7.7%
さかえ	7.7%

こうえい

伊賀衆（いがしゅう）のなかでも、隠密の上手（じょうず）とは聞いたが、なんという光栄（こうえい）をもった男だろうと、人々の目は、いよいよかれと主君（しゅくん）とにそそがれていた。

神州天馬侠 (新字新仮名) ／ 吉川英治(著)

ほまれ

微々（ちいさ）な小諸の銀行を信州一と言われる位に盛大（おおき）くなすった程の御腕前は有ながら、奥様の為には一生の光栄（ほまれ）も塵埃（ごみくた）同様に捨てて御了いなすって

旧主人 (新字新仮名) ／ 島崎藤村(著)

はえ

ハプスブルグ家の光栄（はえ）を、貴方一人の影で覆い、卑怯者、逃亡者、反逆者と、ありとあらゆる汚名を着せられて、今度は共和国を守る、心にもない楯に変えられてしまったのです。

潜航艇「鷹の城」 (新字新仮名) ／ 小栗虫太郎(著)

おいで

光栄（おいで）なさいまし。……直ぐと暖めて差上げます。今、もし、飛んだお前さん、馬鹿な目に逢いましてね、火も台なしでござります。

陽炎座 (新字新仮名) ／ 泉鏡花(著)

さかえ

権威（ちから）と光栄（さかえ）つかさどる

全都覚醒賦 (新字旧仮名) ／ 北原白秋(著)

光	常用漢字 小２ 部首:⼉ 6画
栄	常用漢字 小４ 部首:⽊ 9画