“ほまれ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
58.6%
18.6%
名誉7.1%
光栄5.7%
名譽2.9%
光譽1.4%
光榮1.4%
1.4%
栄誉1.4%
榮譽1.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「彼是人選にんせんの結果が、とうと御老人が指名せられる事になりました。何しろ一代のほまれといふものです。一つ奮つて御揮毫が願ひたい。」
唯……自分が生前に何等のほまれを持つてゐなかつた事は物足らない。せめて自分が中學の特待生でもあつたらかつたらう。……
少年の死 (旧字旧仮名) / 木下杢太郎(著)
いずれを見ても山家やまが育ちで……せめてこのなかから一頭なりともお見出しにあずかりますれば、馬の名誉ほまれでござりまする、また拙者共の名誉でござりまする
水なるかな、ヨハネが生命いのちの川の水を夢み、熱砂に育ちしマホメツトの天国が四時しゞ清水流れ果樹実を結ぶ処なるも、うべなるかな。自然の乳房に不尽の乳を満たせし者に永遠とこしへ光栄ほまれあれよ。
名譽ほまれまれなる桂の葉
泣菫詩抄 (旧字旧仮名) / 薄田泣菫(著)
獨逸等ドイツとうおと名高なだか國々くに/″\名所めいしよ古跡こせき遍歴へんれきして、其間そのあひだつきけみすること二十有餘箇月いうよかげつ大約おほよそまん千里せんり長途ながたびあとにして、つひ伊太利イタリーり、往昔むかしから美術國びじゆつこく光譽ほまれたか
此時このときしづかに艇頭ていとうめぐらして此方こなたちかづいてたが、あゝ、その光譽ほまれある觀外塔上くわんぐわいたふじやうよ※ いろくろい、筋骨きんこつたくましい、三十餘名よめい慓悍へうかん無双ぶさうなる水兵すいへいうしろしたがへて、雄風ゆうふう凛々りん/\たる櫻木海軍大佐さくらぎかいぐんたいさ
神の光榮ほまれをほのみせて
天地有情 (旧字旧仮名) / 土井晩翠(著)
たれか主の心を知りし、孰か彼と共に議することを為せしや、孰かまずかれにあたえてそのむくいうけんや、そは万物よろずのものは彼よりいで、かれにり、かれに帰ればなり、願くは世々ほまれ神にあれ、アーメン。
基督信徒のなぐさめ (新字新仮名) / 内村鑑三(著)
歴史と伝説いいつたえ罪悪つみ栄誉ほまれとで、長年蔽われていたこの屋敷には、主人夫婦や寄宿人かかりうどや、使僕めしつかいや小作人の家族たちが、三十人近くも住んでいるのであった。
仇討姉妹笠 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
無邪氣むじやきなる水兵等すいへいら想像さうぞうするがごとく、其時そのとき光景くわうけいはまあどんなであらう。電光艇でんくわうてい評判ひやうばん櫻木大佐さくらぎたいさ榮譽ほまれ各自めい/\むねにある種々しゆ/″\たのしみ、それ管々くだ/\しくふにおよばぬ。