光栄ほまれ)” の例文
旧字:光榮
微々ちいさな小諸の銀行を信州一と言われる位に盛大おおきくなすった程の御腕前は有ながら、奥様の為には一生の光栄ほまれ塵埃ごみくた同様に捨てて御了いなすって
旧主人 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
水なるかな、ヨハネが生命いのちの川の水を夢み、熱砂に育ちしマホメツトの天国が四時しゞ清水流れ果樹実を結ぶ処なるも、うべなるかな。自然の乳房に不尽の乳を満たせし者に永遠とこしへ光栄ほまれあれよ。
その光栄ほまれにふさわしき威厳もて
この末の世にあまりに美し過ぎたあの人は? うつくしい市イメーン・マカは何処にあります? レッド・ブランチの光栄ほまれはどこにあります? 王となるべきであったコルマック・コンリナスはどこにおられます? 一国となるべきであった愛蘭アイルランドは今どうなっております?
ウスナの家 (新字新仮名) / フィオナ・マクラウド(著)