“永遠”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
えいえん33.3%
とこしへ14.3%
とわ14.3%
とこしえ14.3%
えいゑん7.1%
とは4.8%
かぎりなく2.4%
とこしなへ2.4%
エタルニテー2.4%
エターニテー2.4%
ヱタルニチー2.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
神さまとか復活ふっかつとか永遠えいえんのいのちとかいうことについて、おしえを聞くために、こんな教会をたてたのだということを思ってみました。
我等永遠とこしへのりを犯せるにあらず、そはこの者は生く、またミノス我をつながず、我は汝のマルチアの貞節みさをの目あるひとやより來れり 七六—
神曲:02 浄火 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
「天国へ往かしめ給え。永遠とわに安らわんことを」と吊繃帯の兵士がいう。「やれやれ騒々しい男だった。」
グーセフ (新字新仮名) / アントン・チェーホフ(著)
「我は復活よみがえりなり、生命いのちなり、我を信ずる者は死ぬとも生きん。およそ生きて我を信ずる者は、永遠とこしえに死なざるべし。なんじこれを信ずるか。」
正義と微笑 (新字新仮名) / 太宰治(著)
其事そのこと、おまへはゝとは、これ永遠えいゑんわかれとなるかもれませんが、さひはひにおまへ生命いのちたすかつたなら、これからときに、始終しじうその言葉ことばわすれず、誠實まことひととならねばなりませんよ。
長崎に心しづめて居るときに永遠とはかなしみ聞かむと思ひきや
つゆじも (新字旧仮名) / 斎藤茂吉(著)
我に世の知らざる食物あり(約翰ヨハネ伝四章三十二節)、我に永遠かぎりなくかわくことなき水あり(同十四節)
基督信徒のなぐさめ (新字新仮名) / 内村鑑三(著)
彼女の目より涙をぬぐへ、すずしき風よ、彼女の胸よりうれひを払へ——アヽ我が梅子、なんぢの為めに祈りつゝある我が愛は、汝が心の鼓膜こまくに響かざる、——父なる神、永遠とこしなへに彼を顧み給へ
火の柱 (新字旧仮名) / 木下尚江(著)
自然の静蕭せいしょうを感じ、永遠エタルニテーの呼吸身に迫るを覚ゆるであろう。
武蔵野 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
諸君しよくんにしてし、月夜げつやふえいて、諸君しよくんこゝろすこしにても『永遠エターニテー』のおもかげうつるならば、こひしんぜよ。
湯ヶ原より (旧字旧仮名) / 国木田独歩(著)
(二)事業をいやしむこと、吾人は信ずタイムを離れて永遠ヱタルニチーなし、事業を離れて修徳なしと。