唯心的、凡神的傾向に就て(承前)ゆいしんてき、はんしんてきけいこうについて(しょうぜん)
女学雑誌社を代表者として、現出せし一派の流行思想(吾人は之れを唯心的、凡神的の傾向と云ふ、直ちに之を唯心論、凡神論なりとは曰はず)は左の現象を示したり。個人の品位を認識せざること。人は個人として此世に生れたり、個人として其特性を有し、其天職 …