“寄宿人”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かかりゅうど50.0%
かかりうど50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「御岳生まれの浜路と申して、ここのご主人とは縁のないもの、いろいろの事情がありまして、ずっと永らく二、三人で、ここのお家に寄宿人かかりゅうどとして、住居しているものでございます」
任侠二刀流 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
「はいその立派なお侍様は、あの妾どもの懇意な方で、山影宗三郎様と申します。もう一人の方は妾の父で……やはり二人ながら妾と同じに、寄宿人かかりゅうどとしてこのおうちに、お世話になっておりますので」
任侠二刀流 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
歴史と伝説いいつたえ罪悪つみ栄誉ほまれとで、長年蔽われていたこの屋敷には、主人夫婦や寄宿人かかりうどや、使僕めしつかいや小作人の家族たちが、三十人近くも住んでいるのであった。
仇討姉妹笠 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)