“化物”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ばけもの95.0%
えてもの1.3%
ばけ1.3%
バケモノ1.3%
モンスター1.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
百物語とは多勢の人が集まって、蝋燭ろうそくを百本立てて置いて、一人が一つずつ化物ばけものの話をして、一本ずつ蝋燭を消して行くのだそうだ。
百物語 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
「そんな野暮な化物えてものぢやありませんよ、親分も御存じでせう、檜物ひもの町の小夜菊さよぎく師匠」
女の子はあの晩から発熱して『お化物ばけが鷺娘を踊っている』と囈言を云いつづけているそうです。
鷺娘 (新字新仮名) / 大倉燁子(著)
果して然らば此靜的實在なるものも亦所謂神と一般遂に化物バケモノたらざるを得ぬことになるのである
進化学より見たる哲学 (旧字旧仮名) / 加藤弘之(著)
王鮭キングサモンは、ほかの三君が二フィート半からせいぜい三呎どまりなのに、長さは四呎半、胴廻りすら一呎半もあって、キングというより化物モンスターというほうがいいような雄大なやつだ。
南部の鼻曲り (新字新仮名) / 久生十蘭(著)